時事

昨日、ダウ平均株価が史上初の3万ドルを突破しました。それを受けて日経平均がバブル崩壊後の最高値を付けています。するとマスコミに登場する「識者」と呼ばれるいい加減な連中は「根拠なき株高」とか、「実体経済を反映していない」とか、頭の悪いコメントやコラムを発表しますが、そもそも、『株式市場は値上がりするもの』なのです。日本がバブル崩壊以降の失策で値上がりしていないだけであって、同時期のアメリカから現在では10倍近く値上がりしているんじゃないでしょうか。バブル時にアメリカ株式に投資していれば10倍とは行かないまでも近いパフォーマンスは出せています。それら即ち、『世界の動きに歩調を合わせることの基本原則』を日本の政治家、財務省、日銀が行ってこなかったという人災であり、アベノミクス以降、世界標準通りに金融緩和したから日本株式も上がっているだけのことです。

また、実体経済との乖離というしたり顔の方がいますが、株式市場が実体経済を現した時期など歴史を見ても一時しかありません。市場は常に市場価値で動いており実体経済など関係ないのです。その大前提がわからないから「一般庶民の財布感覚」と「株式市場」を比較するなどという無知な比較論を声高に叫ぶのです。

今は中国ウィルスで世界中が金融緩和状態です。株は上がるに決まってるでしょ、バカじゃないですか!?

金融緩和というのはマネタリーベース拡大です。マネタリーベース拡大とはお札をドンドン刷ってお金の「量」を増やすことです。お金の「量」が増えると、お金の「値打ち」が下がります。お金の値打ちが下がるということは「モノ」の値打ちが上がるということです。「モノ」と何かと言えば「物(物品価格)」であったり、「者(人件費)」であったり、「もの(株式や不動産などの資産)」であったりです。金融緩和は株式市場を押し上げたり、あなたの給料を押し上げたりするのです。

わかりましたか!?