転売について

コンサートやスポーツ観戦のチケットが高額で転売されているということを問題視する人がいるのが信じられません。多分、バカなんでしょ(笑)。

まず、世界の転売の状況を見ると、日本のように規制しようという国はありません。海外で問題になるのは『ダフ屋による脱税行為』です。仕入れた価格より高額で転売し利益を出すのは商売のイロハのイです。これに文句があるって意味不明。ファンのためにとか色々言ってますが、こういう方の頭は左巻きで自分たちが統制したいだけのことです。

どういうことかというと、『価格設定の不備』による利益の喪失と言います。例えば、Aというミュージシャンのコンサートチケットが1万円、ファンクラブ会員には8千円とします。これがネットで2万円で多数転売されたとします。興業側は「8千円で観れたはずの多くのファンを裏切る行為!」といいます。ちょっと待ってください!これっておかしいでしょ!?マーケットは需要と供給で価格が決まるというのが基本原則です。要するに『時価』。2万円で多くのチケットが転売されたなら興行側が価格設定を誤りAというミュージシャンは、本来は2万円の価値があり、もっとギャラを貰えたはずのところが、興行側が価格を誤ったために過少しか貰えなかったということになります。

政府は常に経済の最大化を心掛けますから、2万円のチケットが多く売れ税収が増える方がいいのです。また、アーティストも賛同して規制推進していますが、ハッキリ言うと、アーティストは経済的に無学で知識がないため『ファンのために云々』という理屈に騙されているだけで、本当にファンのためにやるならシークレットコンサートにすればいいのです。広く周知し流通に乗せれば価格の正当性がマーケットで問われるというのは経済論理に合致しています。

因みに、NYのメットライフスタジアムで行われた時のスーパーボウルチケットは、40万円ほどの席が1億5千万円を超えたという記録まであります。高額でも見たい人は買うのです。それでNFLはチケットが完売。転売屋は中間利益で儲かり、高額で買った人はゲームを観戦し、米財務省は税収が増えたということで、4者ともwin-win。