時事

今月行われたサッカー女子W杯で見事優勝を果たしたアメリカ代表。試合を見てて、よくこんな体格差で前々回のW杯で勝てたものだと思いましたが、今回の主役はアメリカ、そのキャプテンであるミーガン・ラピノーです。

レズを公言し、ヌードになったりととかく話題の彼女ですが、インタビューやSNSを通じて多くのメッセージを配信しており、時はアメリカ民主党選挙が始まった時期と相まって連日メディアに出ています。

メッセージのひとつは男子チームに比べて、女子チームの報酬が低すぎるというもの。女子アメリカ代表チームは今年3月にも米国サッカー協会に対して、性差別であると抗議しています。これはスポーツと言えども「興行」ですから、興行収入が高まればペイは増えるわけで、彼女のようなトップ選手なら争奪戦になり高騰するでしょう。まあ、ギャラを上げろと言うのは勝手ですが、労働運動と同じですから報われることは有りません。


そして、もうひとつ注目を浴びたラピノーの発言が、「(W杯で優勝しても)ホワイトハウスには行かないし、私が話したチームメイトのみんなも行くつもりはない」というものです。実際は「クソ ホワイトハウスになんか行かない」と言ったのですが、それにトランプ大統領がツイート「勝ってから言え」、「まあ、勝っても負けても招待してやる」と(笑)。

さらに日本のソフトバンクホークスのサファテや巨人のマチソンが「ようラピノー、そんなにアメリカが嫌いなら出ていけよ! 誰も止めないから」と投稿。「賛成だね。ほかがどうなってるか見てみればいい」と返信し炎上(笑)。

彼女がトランプ大統領とやり合い始めたのはキャパニックの行動を批判したトランプ氏に反目したのが始まりで、過激な物言いの為、瞬く間にリベラル紙でスターになり時の人です。

しかし、NFLのキャパニックは永久追放同然となりましたし、彼女は「アメリカ代表」の主将です。まわりまわって政府の金が援助されており、更に言えば、アメリカ代表に選ばれるときに国家のために戦うことを宣誓しています。

どうもリベラルの方々は、矛盾しているのが分からないようですが、日本なら袋叩き、でもそこは‟多様性”の国ですから、こういった言動も出てくるのでしょう。彼女は支持されるのも理解できますし、スポーツをするものがこれくらい激しいのは好むところですが、人にメッセージを送るなら、もう少し勉強しましょう。