時事

11月10日、天皇の即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」が行われ、およそ12万人が沿道を埋めました。ナショナリズムとは一言でいえば「国を愛する心」。ナショナリズムは社会秩序の基礎であり、国民の誇りと社会的帰属意識の健全な表れで、ナショナリズムの根源は、人が二足歩行をはじめ、家族、隣人と集団生活するようになった時から持つ「自己愛」であり、「自己愛」とは、人は一人では生きてゆけないものだから自分の周りも愛するということで、決して「利己愛」ではないのです。


安倍総理が最後の任期2年を残し低空飛行を始めています。悲願の憲法改正へ向けた歩みも本国会では国民投票法案の先送りが決まりました。安全保障という単語ではなく、「軍隊(自衛隊)からの国民の安全」、「軍隊からの政治の安全」、「政治からの軍隊の安全」、その3点を踏まえたうえで「われわれ日本人の生命と財産の安全」とはどうすればいいのかを議論していただきたいものです。また、軍は我々国民のために生命を賭すのですから、憲法で身分の所在と補償、国民からの信頼と尊敬がバーターでなければ、皆さんのために命を懸けてはくれません。国民にも「その覚悟」が当たり前のように必要だと政治家は丁寧に語るべきです。