中共
続き。
中国共産党の強みは、どんな汚い手を使うことも厭わないことです。裏金やハニートラップを使って、国際機関、環境団体、先進国の政治家、メディア、官僚などを操り、その支配力を世界全体に広げてきました。これは中国の長い歴史そのものであり、近年では、まだ中国共産党が誕生する以前のソ連の庇護を受けていた第二次世界大戦前から同様の手法を用いています。この手強い彼らにプロパガンダ戦で勝つためにはどうすればよいか。『なぜ人は共産主義に騙され続けるのか』をよく理解し、『左翼のプロパガンダ戦略とは』何かを十分把握し、『左翼を論破する方法』を身に着ければ、プロパガンダ戦の達人である中国共産党に打ち勝つことも十分可能です。
一番大事なのは、先制攻撃でレッテルを貼ることです。まずは、中国共産党は新型コロナウイルスの拡散により世界の人を十万人以上殺した殺人犯であるという認識を世界中に徹底させることです。これは上述の通り論理的に正当化されるものであって、左翼が普段やるようなウソによるレッテル貼りではありません。正しいレッテルを貼ることには何の躊躇も必要ないのです。
そもそも、中国共産党がこれまで行ってきた文化大革命、天安門事件、少数民族弾圧などの悪事の数々は、ナチスを凌駕しスターリンに次ぐものです。まさに「チャイナチ」と呼ぶに相応しい所業にもかかわらず、その認識が世界に定着しなかったのは、先進国の人々にとって、自分が被害者ではなかったからです。残念ながら、人間は自分が被害者にならないと真剣になりませんから、流石に今回ばかりは、先進国の市民も黙ってはいないでしょう。
ただし、ここで注意しなければならないのは、敵は中国共産党であって、一般の中国人でないことを明確にすることです。上述の通り、左翼の最も得意とするのは、加害者であるのに被害者のふりをすることで、自らの罪を免れる戦法であることを留意しなければなりません。中国批判をすれば、それを中国人への人種差別に議論をすり替えてくることは間違いないのです。中国共産党に批判対象を絞ることで、人種差別と言いがかりをつける余地を奪うことができます。
もちろん、中国共産党は全く油断ならない相手です。先進国に浸透させてきた親中派を使って、全力で中国の擁護をさせようとするでしょう。しかし、中国共産党がナチスと同レベルの極悪組織であるとのレッテルを定着させてしまえば、中国を擁護するのは難しくなります。だからこそ、レッテル貼りの先制攻撃が大事なのです。
これまで述べてきたように、左翼には良心の呵責はなど微塵もありません。そういう人間たちを相手にするときは、こちらも心を鬼にして臨まなければ、相手に呑み込まれるのです。ここで中国共産党を止められなければ、ジョージ・オーウェルが『1984年』で描いた全体主義の世界が待っていることを我々はよく自覚せねばなりません。今の自粛に不自由を感じている人は多いでしょぷが、中国に呑み込まれてチベット人やウイグル人と同じ運命を辿れば、われわれが奪われる自由は今の比ではなく、これは人類の自由の未来がかかった、絶対負けられない戦争なのです。
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