メーガン・ケリー
映画にもなるなど、話題豊富なメーガン・ケリーが復活のようです。なかなか日本には登場しないであろうニュース・キャスターで、実にアメリカ的な存在の彼女が言っているコメントは正しく、現在のアメリカマスコミは病んでおり(日本も同じ)、国民に正しい情報など一切報道されません。
元米ニュース番組スター、ポッドキャストで反旗
著名キャスターのメーガン・ケリー氏がベンチャー立ち上げ
2020 年 9 月 11 日 15:23 JST
元米ニュース番組のコメンテーターでトーク番組の司会者、メーガン・ケリー氏(49)が放送の現場に戻ってくる。しかし、今回手掛けるのはポッドキャストだ。
ケリー氏が立ち上げた制作会社デビル・メイ・ケア・メディアは9月末、「ザ・メーガン・ケリー・ショー」の第1話を配信する予定だ。司会を務めていたNBCニュースの朝の番組が約2年前に終了した同氏は、このベンチャーに自ら出資している。
「私が一番したかったのは、自分の解説をコントロールすることだった」とケリー氏は話す。「誰の言いなりにもならず、会社の上層部からプレッシャーを受けないようにするには、起業するしかない」
ケリー氏はFOXニュースで12年過ごし、スターキャスターとして、また鋭いインタビュアーとして活躍。同局で最も傑出したゴールデンタイムの番組司会者となった。2017年、NBCテレビに6900万ドル(約73億円)の3年契約で引き抜かれ、朝の情報・ニュース番組「トゥデイ」の中の1時間番組「メーガン・ケリー・トゥデイ」や日曜夜の報道番組「サンデー・ナイト・ウィズ・メーガン・ケリー」に抜てきされた。
CBSテレビの報道番組「60ミニッツ」と同じ時間帯に放送されていた日曜夜の番組はすぐに打ち切られた。朝の番組は1年余り続いたが、低視聴率に悩まされ、ケリー氏のタフなFOXニュースのキャスターから温かみのある朝の番組司会者への転向もうまくいかなかった。ハロウィーンの扮装(ふんそう)で顔を黒塗りすることが、必然的に人種差別的または無神経とされることに疑問を呈したことで厳しい批判にさらされ、「メーガン・ケリー・トゥデイ」は18年後半に打ち切られた。
「私は他人にあまりにも長い間、コントロールされてきた」とケリー氏は言う。「私は誰かの下で働くことに向いていない」
NBCニュースを去った同氏は、ソーシャルメディア(SNS)で引き続き存在感を保ち、ユーチューブにインタビューや論評を投稿。その一部は大きな話題を呼んだ。米大統領選の民主党候補に指名されたジョー・バイデン前副大統領から1990年代初めに性的嫌がらせを受けたとして告発した元スタッフのタラ・リード氏との独占インタビューもその一つだ。
ケリー氏は、ポッドキャストはどんな問題にも、敬意ある形で(時にそれが非礼に受け取られるとしても)取り組むチャンスを与えてくれると考えている。
「トランプを引きずり下ろす、あるいは擁護することに熱心な人のために働き、政治的圧力を受けるのはごめんだ。あるグループの気に障るからという理由で、正しいことを言えずにはいたくない」とケリー氏は話す。「一部の企業スポンサーの機嫌を損ねるため、『ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)』運動を批判できない。どのグループも怒らせずにトランスジェンダー(身体と心の性別が一致しない人)の権利について正直な会話をすることができない」
「私はそんなふうに生きたくないし、ほとんどの米国人もそう思っている」
同氏の会社名「デビル・メイ・ケア・メディア」は「The devil may care, but I do not(悪魔は気にするかもしれないが、私は意に介さない)」ということわざに由来している。
ケリー氏は、ポッドキャストのフォーマットは変化させる見通しだが、まずは1時間未満のエピソードを週に2~3回配信する予定だと述べた。
ポッドキャストは規模は小さいが、急拡大中の成長著しい業界だ。かつては超ニッチなトピックや犯罪ドキュメンタリー、ポップカルチャー分析などが占めていたが、近年はニュースや政治談議の配信の場として急速に人気を集めている。コメディアンのジョー・ローガン氏は最近、音楽ストリーミングサービスを手掛けるスポティファイ・テクノロジーと1億ドルを超える複数年契約を結んだ。
インターネット広告の業界団体インタラクティブ・アドバタイジング・ビューロー(IAB)によると、米国のポッドキャスト広告収入は昨年、42%増の6億7870万ドルとなった。今年は8億6340万ドルに増加し、21年までには10億ドルを超える見通しだ。スポティファイがこの2年で数億ドルを投じてポッドキャスト会社や人材を獲得しているほか、アイハートメディアやシリウスXMホールディングスなどのメディア大手も競って業界に進出している。
ケリー氏は、人々がニュースをますますポッドキャストで聴くようになると予想し、「伝統的なテレビは時代遅れだ」と語る。
ケリー氏は、自身のポッドキャストの番組がFOXやNBC時代からの視聴者だけでなく、同氏を一度もテレビで見たことがなく、ツイッターやインスタグラムのフィードで知った広範な中道層にも訴求すると考えている。
当面は「メーガン・ケリー・ショー」しか配信しないが、いずれは他の司会者の番組もプロデュースしたいという。
制作会社レッド・シート・ベンチャーズが番組制作や広告主との仲介を担当し、ケリー氏の会社はポッドキャストの広告枠販売で収入を得る。
FOXニュースの親会社FOXコープとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を発行するニューズ・コープは同じ所有者の傘下にある。
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