ジョークorパロディ?
WSJの社説です。まさにその通り。人権蹂躙国家が国連の人権理事(笑)。
【社説】国連の人権パロディー
キューバ、ロシア、中国の3大人権侵害国が人権理事会メンバーに
ドナルド・トランプ米大統領は、さまざまな国際機関の機能を阻害してきたことで、しばしば激しく非難されてきた。しかし、国際連合(UN)のような機関は、自らの信用を傷つけている。先週の国連人権理事会(UNHRC)の選挙を見てみるがいい。
13日の選挙では、キューバ、ロシア、中国が47カ国で構成される人権理事会のメンバーに選ばれた。そう、現在の3大人権侵害国だ。新たに選出されたメンバーは、ベネズエラやエリトリアなど現メンバーとともに、「世界中のすべての人権の強化、保護に責任を持つ」ことになる。非政府組織のUNウオッチによれば、人権理事会メンバーの51%は現在「自由な民主主義の最低限の基準すら満たしていない」という。この立派な新メンバーの加入により、この比率は60%に高まることになる。
キューバは何十年にもわたって、政治犯収容所のようになっている。ロシアは最近、反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の暗殺を試みたにもかかわらず、メンバーとして議席を確保した。中国の得票数は2016年の180票からわずか139票に減った。中国共産党は個人の自由を尊重したことがないが、一部の国はさらに警戒を強めている。中国政府は最近、香港への支配を強め、民主的な台湾への脅しを強化しているほか、少数民族に対する抑圧的な取り組みを新疆からチベットへと拡大している。
ジョージ・W・ブッシュ元大統領は、2006年にUNHRCが創設された際、これを予知するかのようにメンバーへの立候補を拒否し、バラク・オバマ前大統領は何年にもわたって関与したものの大した成果を挙げられなかった。トランプ政権は、先週のような失態を避けるため、メンバー資格の改革を試みた。米国は2018年、その改革の取り組みが失敗したことを受け、UNHRCから脱退した。
ニッキー・ヘイリー氏は米国連大使だった当時、「イスラエルに対する過度な焦点と、果てしなく続く敵対姿勢は、UNHRCが人権ではなく、政治的バイアス(偏見)によって突き動かされていることの明白な証拠だ」と指摘した。国連ウオッチのデータによれば、同理事会は2006年から2019年の間に85回の対イスラエル非難決議を行った。この回数は、アルジェリア、ベラルーシ、中国、エリトリア、イラン、リビア、北朝鮮、パキスタン、カタール、ロシア、サウジアラビア、ソマリア、スーダン、シリア、トルコ、ベネズエラ、ジンバブエに対するものを合わせた非難決議の数よりも多い。
米大統領選の民主党候補ジョー・バイデン氏は今年5月、「トランプ氏の外交上の失敗がキューバのUNHRC参加の道を開いた」とツイートした。バイデン氏の記憶は曖昧になっているようだ。なぜならキューバは、同氏が副大統領だった2009年、2013年、2016年にも同理事会のメンバーに選出されていたからだ。バイデン氏は昨年、同理事会に米国を復帰させる意向を表明していた。
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