時事

下記は、原発に関わる関電の賄賂記事で、今大騒ぎになっている案件です。

関電の件に関しては、ただのバカとしか言いようがありませんし、記者会見での話は、十中八九、真実ではないでしょう。税務当局から指摘があったという時点で、自らが財布に入れているという事ですから、もう少し上手い作り話をしなければ即バレです。

電力会社と国は一体となって原発推進してきました。地方へ原発を作るとなれば、その自治体へ多額の補助金が舞い降り、今回のように還流する資金もあったでしょう。しかし、原発予定地の地主への表に出さない贈与など、まだまだ隠し事のオンパレードです。

国税庁が指摘汁という事は、今言ったような内緒の部分を清算し、今後は正規の方法で電力事業をやりなさいと言うメッセージですから、関電以外の電力各社も慌てて修正申告するでしょう。

これは無論、違法なんですが騒ぐような話ではありません。日本が成長する中で、そういう時代があったという話なんです。マスコミも今わかったような芝居をせず、前から知ってましたが、今回は国税庁から問題だと指摘されましたと言えばいいんです。





総額3億余 20人が受け取り 関電社長会見内容

2019年9月27日

関西電力の会長や社長など経営幹部が関西電力の原子力発電所がある福井県高浜町の元助役から、合わせておよそ1億8000万円の資金を一時、受け取り、税務当局からの指摘を受けて、所得税の修正申告をしていたことを会社が明らかにしました。

これについて関西電力の岩根茂樹社長が27日午前11時から記者会見を開き、会長や社長を含む経営幹部や社員20人がおととしまでの7年間に外部の1人から物品などを受け取り、その総額はおよそ3億2000万円になることをあきらかにしました。

会社ではこの外部の人物について関西電力の原子力発電所がある福井県高浜町の元助役であるとすでに認めています。

会見の冒頭、岩根茂樹社長は「このたびは関係者や社会の皆様に多大な心配をおかけし、お騒がせして深くおわび申し上げます」と謝罪しました。

「還流した認識はない」

岩根茂樹社長は元助役から受け取った金品について関西電力が発注した工事の資金が還流したという認識があるか問われ「そうした認識はない」と答えたうえで「社内調査の結果、見返りは確認されず、工事の発注プロセスに問題はなかった」と述べました。

「社内処分は行った」も「詳細控える」

また今回の件を受けた社内処分について「私も含め、報酬の返上を行った」とすでに処分が行われたと明らかにしましたが、内容の詳細については、「差し控える」として説明しませんでした。

「関係悪化をおそれ 返せなかった」

金品を提供した相手について「地元の有力者で、さまざまにお世話になっている。金品の返還を申し出たが、厳しい態度で拒まれた。関係悪化をおそれ、返せなかった」と述べました。

「金品は直接受け渡し」

金品の授受について「社内調査の結果、個人口座に振り込まれたケースはなかった。直接、受け渡しが行われていた」と説明しました。

「コンプライアンス上 疑義 厳粛に受け止め」

経営幹部などが多額の金品を受け取っていたことについて「すでに返却しているものの、コンプライアンス上、疑義を持たれかねないものと考えており、厳粛に受け止めております」と述べました。

「返還困難な状況 一時的に各個人の管理下で保管」

そして「去年の税務当局の調査により、当社の役員が社外の関係者から多額の金品を受け取っていると指摘を受けた。社外の関係者から良識の範囲を超える金品を受領することは不適切な行為と見られかねないことから、去年7月、社外の弁護士を含めた調査委員会を設置し、調査を行った。私も含めた役員、社員の一部が、良識の範囲を超える金品について、受け取りを拒んだり返却を申し出たものの強く拒絶されるなど、返却困難な状況があったことから、返却の機会をうかがいながら一時的に各個人の管理下で保管していた。現在までに儀礼の範囲内のものなどを除き、返却を行っていることを確認した」と説明しました。

社長も就任祝いで受け取る

岩根社長は金品を一度受け取ったことを明らかにしたうえで「社長就任のお祝いという形でお会いして、最後に手荷物をいただいた。金品があるという認識はなかった。せっかくのことなので受け取ったが、あとで見ると非常に高額なもので、これは受け取れないと返すすべを考えていた」と釈明しました。

また受け取った金品について「私自身は受け取ったものを見ているわけではなく、金庫で保管していた。現金ではなく高額な物品だった」と説明しました。

「金品の見返りない」

多額の金品が授受されていたことについて「社内調査の結果、金品の見返りとなるような対価的な行為はなく、提供した人物に関係する企業への発注のプロセスや金額についても社内ルールに基づき適切に実施されていることを確認した」と説明しました。

「違法ではないため 社内で公表せず」

経営幹部が多額の金品を受け取っていたことをこれまで公表していなかったことについて「一時的に個人で保管していたもので、社内調査でも相手への見返りはなく、工事の発注プロセスなどに問題はなかった。不適切だったが、違法ではないため、社内で公表しないことを決めた」と説明しました。

「元助役との関連 ある程度認識」

金品を提供していた福井県高浜町の元助役について「原発に関わる工事を請け負う地元の企業に関連しているという認識はある程度あった」と述べました。

岩根社長は続投の意向

関西電力の岩根茂樹社長はみずからの進退について「私がリーダーシップをとって再発防止策を確実に実施してまいりたい」と述べ引き続き経営トップにとどまる考えを示しました。