時事
歴史的には民主党は一貫して人種差別的で、唯一、ケネディ大統領による公民権法推進は例外であることを、具体的事例を挙げながらみましょう。
・1900年までに22人の黒人の共和党員が米国連邦議会議員になりましたが、民主党は1935年まで黒人の議員がいませんでした。ちなみに奴隷制度を廃止したリンカーン大統領も共和党員です。
・ホワイトハウスで最初に上映された映画は”Klansman”(白人至上主義者KKKのメンバーのこと)で、それを上映したのはウッドロー・ウィルソン大統領(民主党)でした。KKKのメンバーも、その多くは民主党員でした。
・1954年のブラウン判決で、公立学校における白人と黒人の分離教育が違憲となり、1957年にアンカーソー州リトルロック市のリトルロック・セントラル高校の人種融合教育化が決定すると、同州知事のオーヴァル・フォーバス(民主党)は州兵を学校に送って黒人学生の登校を阻止しました。そこで同市の要請に応じて、アイゼンハワー大統領(共和党)が国軍を派遣して黒人学生の登校を護衛したのです。
・1963年に公民権運動の一環で行われたハーミングハム運動で、ブル・コナー署長(民主党)が率いるバーミングハム警察は、黒人のデモ行進に対して高圧放水と警察犬を用いて制圧。
こうした歴史的事実は隠され、民主党が人種差別を解決したかのように米国の教科書やメディアは伝えるのです。
私が現在最も注目されている黒人言論人は、ユーチューバー(チャンネル登録者35万人)のアンソニー・ブライアン・ローガン(Anthony Brian Logan)です。彼も民主党支持からの転向組で、現在はトランプ大統領を強く支持しています。彼がトランプを支持している理由は、経済政策に加えて、国境の壁建設に象徴される不法移民の取り締まり強化です。
米国の民主党とそのシンパのメディアは、不法移民の取り締まりを人権問題や人種差別と結び付けて厳しく糾弾していますが、トランプを支持する人たちが取り締まりを求めているのは「不法」移民であって、合法的な移民を排斥しようとしているわけではありません。にもかかわらず、たとえ黒人であってもトランプを支持する人に対しては人種差別主義者とレッテルを貼るのが米国の左翼なのです。
実は、不法移民が大量に押し寄せて最も被害に遭うのは、ヒスパニックや黒人の米国市民で白人ではありません。不法移民の単純労働者が増えれば、ヒスパニックや黒人に多い単純労働者の賃金が低下したり、失業が増えたりします。治安も悪化して一般市民の多くが被害を受けますが、ゲーティッド・コミュニティ(壁で守られた街)に住むエリート層には全く影響はなく、むしろ、単純労働の賃金低下は経営者にとっては得になります。
左翼政治家の狙いは、福祉に頼らなければ生きていけない人の数を増やし、その票で選挙に勝つことですから、不法移民を大量に国内に流入させ、彼らに市民権を与えて自分たちに投票させたいのです。しかし、そうやって左翼政治家の「精神的奴隷」にされた人たちは、福祉を受ける人の数が増えていく以上、一人当たりの取り分は増えないので、個々人の生活はいつまで経っても改善しません。逆に、景気改善と不法移民流入阻止政策により、雇用が確保され福祉依存から脱却すれば、生活水準を向上させることができることをトランプ大統領が実践しています。そのことに気づいた元民主党支持者が、左翼エリートに反旗を翻し始めているのが現在のアメリカで、そういうことを隠蔽し弾劾ばかり報道するマスコミは時代から退却を命じられている不必要分子だということが、来年の米国大統領選の勝敗で明らかになるのです。
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