時事

さて、とうとう雇用統計に出始めました。世界のニュースでも「雇用」が最重要項目なのが分かります。自由民主主義国家では、何をさておき「雇用」です。雇用さえ守られれば他の経済指標は時間をかけてもいいとは言いませんが、雇用は待ったなしで倒産、自殺、犯罪に直結します。



2月の有効求人倍率1.45倍 2年11カ月ぶり低水準

経済

2020/3/31 8:30

厚生労働省が31日発表した2月の有効求人倍率は1.45倍(季節調整値)で前月に比べて0.04ポイント下がった。2年11カ月ぶりの低い水準になった。1月に0.08ポイント下げており、2カ月で0.1ポイントを超える下げ幅になるのは、2008~09年の金融危機以来となる。新型コロナウイルスの感染拡大で自粛ムードが広がるなか、企業の採用意欲は急低下している。

有効求人倍率は仕事を探す人1人に対し、企業から何件の求人があるかを示す。有効求職者は168万人で前月から0.3%(季節調整値)増える一方、企業の有効求人は256万人で2.2%(同)減った。正社員の有効求人倍率は1.05倍で前月から0.02ポイント下がった。

雇用の先行指標となる新規求人は主要産業全てで前年同月比で減った。製造業は24.7%減で業種別で最も多かった。生活関連サービス・娯楽業の減り幅も大きく、18%減だった。

厚労省は有効求人倍率が低下したのは、今年1月から企業の出す求人票の記載項目を増やした影響と分析する。同省はこの影響を除けば、2月の有効求人倍率は1.52~1.53倍と試算する。