時事

先日のRCEPなど話を書きましたが、今日はTPPへの台湾の加入の件です。国連で国家認証されていないとはいえ台湾は純然たる国家です。先のチャイナウイルスの防御でも、世界に先駆け察知し、警鈴を鳴らしました。台湾が中国だった事実は歴史上、一度もありません。中共のプロパガンダです。

さて、その台湾は安倍政権時から日本にTPPに加盟できるようにと懇願しており、日本は対中政策上の懸念と、他の加盟国への説得から、数国同時加入で目立たないよう(目立ちますが(笑))にイギリス等も加盟する時期に加盟交渉に入るように計らってきた経緯があります。TPPは第一章に「同一の安全保障による...」と書かれており、まずは同じ安全保障上にあることを確認した後、資本と経済の連携を図るのです。TPPについては以前のHPで多数アップしているので追記はしませんが、他の貿易協定と違い安全保障が第一の観点の協定で、今の時代ですから「協定」ですが、戦前であれば、これは「同盟」と呼ばれてもいいものです。安全保障あっての経済なんですよ、経済界のみなさん!



台湾、TPP加入への意欲強調 RCEPは不参加 

2020年11月16日 

11月16日、台湾の通商交渉官であるトウ振中・行政院政務委員(無任所大臣に相当)は、環太平洋連携協定(TPP)参加に向け「比較的」順調な進展があったが、加入のルールが一段と明確になるのを待っていると明らかにした。写真はRCEPのオンライン会合に出席したASEANの指導者たち。ベトナムの首都ハノイで15日撮影(2020年 ロイター/Kham) 11月16日、台湾の通商交渉官であるトウ振中・行政院政務委員(無任所大臣に相当)は、環太平洋連携協定(TPP)参加に向け「比較的」順調な進展があったが、加入のルールが一段と明確になるのを待っていると明らかにした。写真はRCEPのオンライン会合に出席したASEANの指導者たち。ベトナムの首都ハノイで15日撮影(2020年 ロイター/Kham) [台北 16日 ロイター] - 台湾の通商交渉官であるトウ振中・行政院政務委員(無任所大臣に相当)は16日、環太平洋連携協定(TPP)参加に向け「比較的」順調な進展があったが、加入のルールが一段と明確になるのを待っていると明らかにした。 日本や中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など15カ国は15日、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)協定に署名した。世界最大の自由貿易圏が誕生する。台湾や米国は参加していない。 台湾はRCEPの代わりに、11カ国が参加するTPPへの加入を目指してきた。 同政務委員は記者団に、TPP参加への意欲を既に表明したと述べた上で「(加入申請で)比較的順調に前進している国々に英国、台湾、タイが含まれている。台湾の懸命な取り組みは多くから歓迎されている」との見方を示した。 その上で、加入申請に関してルールが一段と明確になるのを待っていると語った。 台湾はRCEPの台湾経済への影響はそれほど大きくないとの立場を示してきた。電子製品をはじめとするRCEP加盟国への輸出の7割が既に無関税となっているからだ。 台湾は将来的に米国との自由貿易協定(FTA)締結を望んでおり、今週終盤に高官級の経済協議が予定されている。