時事

増税の話はまた明日から続けます

トランプ政権になりアメリカ共和党は悲願である歴史修正に挑んでいます。「歴史修正」という言葉は、世界では常識ですが日本では悪いイメージに左派メディアが洗脳した経緯があるので、世界の常識としての「歴史修正」「歴史修正者」を解説します。歴史と言うものは数10年経って判明することも多く、特に近代史では第二次大戦の戦勝国の利害で歴史が書かれてきました。のちに判明した事実に基づき、そういった偏りを修正することを「歴史修正」といい、歴史学会では常識です。ですから中韓が度々「アベは歴史修正者だ」と批判めいていいますが、批判するのは間違っているのですが安倍総理は歴史修正者であり、歴史修正は学術的にもまともな作業です。

さて、アメリカ共和党が挑んでいる歴史修正というのは、「太平洋戦争前に遡る、社会主義、共産主義者による史術の書き換え」で、それにより、何故、アメリカはソ連という社会主義の拡大を許したのか、中国共産党の誕生を許したのかという反省をすることで、現在の覇権主義の中国に対峙しようとしています。

下記はブルームバーグの記事で、トランプ大統領が日米安保に対しての不満を述べているという記事です。日本のマスコミが騒ぎ、日本共産党は歓迎と背景を読めない人たちの物言いが続いていますが、まず、前提として、「日米安保」ほど強固な同盟関係はほかにありません。それが大前提。そして、日本とアメリカが戦争をして、負けた日本に対し勝ったアメリカが絵を描いた条約であり、日本が積極的に求めたものではないというのも前提です。それを踏まえたうえで背景を考えると、現在は共和党政権ですから現状の日米安保には不満があるのは今にはじまったことではなく数10年前から不満があるのです。米国人が命を懸けて日本人のために戦うなら、日本人も米国人のために命を懸けて戦うべしという当たり前の考え方です。戦前から共和党は「ストロングジャパン(強い日本がアジアの平和につながる)」という考え方でした。それに対しアメリカ民主党は「ウィークジャパン(弱い日本がアジアの平和につながる)」として、戦前の日本に対する経済封鎖や日本本土空爆、原爆投下、不条理な東京裁判と、日本の国力を割くことへ注視してきましたから、日米安保に対し不満はありませんが、「ウィークジャパン政策」をとり現在の歴史観を作り上げてきたのが民主党と内務省、CIAの官僚です。共和党が日本びいきだというのではなく、日本が強ければ今の中国の台頭は防げた、或いは、今後の中国のアジア地区での膨張を防げると思っていますから、日本は憲法9条などを改正し防衛費を引き揚げろと言っているのです。

この辺りはいずれ詳しく書きますが、日本のマスコミが意図的に報道してこなかった分野ですから、日本人の意思の醸成が追い付いていませんが、トランプ発言や共和党の主張は至極まともです。マスコミは常に「アメリカは・・・」とアメリカは一枚岩のように報道するのですが、実際のアメリカは一枚岩ではなく様々な意見があり、アメリカンデモクラシーというのは、そのいろんな意見のせめぎ合いで保たれているのです。




トランプ大統領、日米安保に不満表明-米国が払う犠牲大きい

Terrence Dopp

2019年6月27日 0:27 JST

トランプ米大統領は、日本との安全保障条約は片務的な取り決めであり、変更する必要があるとの認識を示した。第二次世界大戦後に締結された同条約は、日本が攻撃された場合に米国が防衛することを約束している。

  トランプ氏は26日、FOXビジネス・ネットワークのインタビューで「日本が攻撃されれば、米国は第三次世界大戦に参戦し、米国民の命を懸けて日本を守る。いかなる犠牲を払ってもわれわれは戦う」とした上で、「だが米国が攻撃されても、日本にはわれわれを助ける必要がない。ソニー製のテレビで見るだけだ」と述べた。

  ブルームバーグは25日、事情に詳しい関係者3人の話として、トランプ氏が日米安保について、日本が攻撃されれば米国が援助することを約束しているが、米国が攻撃された場合に日本の自衛隊が支援することは義務付けられていないことから、あまりにも一方的だと感じていると報じていた。旧条約から数えて60年余り前に調印された安保条約は、第二次世界大戦後の日米同盟の基盤となっている。

神宮社中

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