時事
WHOという国連の下部組織を見てもわかる通り、国連という組織は決して公平でも平和的でもありません。日本人は学校教育やマスコミの洗脳で「国連は世界平和を目指す組織」と考える人が大半ですが、全く違います、壱から十迄間違っています。
日本、中国、台湾、大きな意味で韓国や北朝鮮も漢字文化圏ですが、日本では「国連(国際連合)」といいますが、他の国では「連合国」という名詞を使います。「The United Nations」ですから、まさに直訳すれば「連合国」なんですが、戦後日本の左派に属する学者たちが「連合国」では“威圧すぎる”という、分かったようなわからない理屈で「国連」という名詞になりました。
国連の前には「国際連盟」という組織がヨーロッパの主要国を中心に形成されていましたが、第一次、第二次世界大戦で形骸化し、第二次世界大戦中にアメリカのルーズベルトが国連構想を立ち上げ、戦後は自らが国連のトップに君臨し世界を牛耳るために作られた組織で、その構想は疑惑にまみれたヤルタ会談でスターリン、チャーチルによって合意されています。
当初、50か国ほどで形成された国連の加盟条項である国連憲章には、「敵国である日本とドイツに宣戦布告する事」と書かれており、現在は「宣戦布告」の文字は消えましたが「敵国条項」は残ったままです。HPを見れば「国連憲章」が見れます。国連のHPは国連理事国の6か国語版と日本向けの日本語HPの2通りあり、国連のHPから国連憲章を見ると、「敵国条項」ははっきり書かれているのですが、日本版から見ると「敵国条項」が削除されています。これはインチキ臭い国連という組織そのものの体質で、多くの拠出金を出している日本人に向け敵国条項を隠しているだけで、DNAは戦勝国連合そのものです。日本は第二次大戦においてアメリカや中国と戦ったのではなく国連(連合国)と戦ったのです。東京大空襲も広島原爆も「国連(UN)」が多くの日本人の生命を奪いました。アメリカを中心とした部隊であったというだけです。
昨日、アップした写真に写っているWHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長はエチオピア人です。2005年から2012年までエチオピア政府で保険大臣を務め、2012年から2016年まで外務大臣を務めています。エチオピアには中国から膨大な援助金やインフラ整備が入っており、頭が上がらないのはもちろんのこと、国連において中国を支持する勢力のまとめ役として活躍しています。では、なぜ国連には第三世界の人間が多いのかと言えば、国連加盟国は拠出金の金額によって人材を送り込めますから、政府推薦で多くの第三世界の国の人が働いています。第三世界の国々では不条理がまかり通り、まともな仕事などできませんから、「あがり」の意味を込めてNYやパリ、ジュネーブなどの都市で、ロクに仕事もせず遊び暮らしていて、その遊ぶ金を拠出金第2位の日本が我々の税金を使って支払っているのです。
国連というのは、甘めの言い方をしても、自国の利益のために競合国を陥れ、ウソをつき、作り話をしてプロパガンダを推し進める場ですが、日本の少し英語が達者な日本人は「国連で平和貢献したい」などという寝ぼけた、おめでたい理由で国連職員になりますから、いいようにあしらわれ、最後に尻ふきだけさせられ、おいしいことは何もありません。歪んだ文科省と教育委員会が育てた日本人に、自国利益のために激しい情報戦、言論戦を張り巡らせるような人材はいないのです。
現在の国連の根底に流れる思想は「ワンワールド」。一つの地球、大きな国家という考え方で、ワンワールドを提唱したのは、ユダヤ人による世界国家主義を「資本論」という名に変えた偽善者のマルクスです。
私事ですが、昔の同級生の父親が共産党であり京都新聞という左巻きの会社の社長でした。
定年後は国連の役員に名を連ね、最後は国連大学の学長になっていたと思います。もう、決定的に話が合わなかったオッサンで、言う事は「正しい」、反論の余地を挟めないことを云うのですが、やってる事は真逆で常に上から目線でした。ガキの頃から、「こんなオッサンが生きてゆけるんやから日本は自由な国や(笑)」と思ってたんです。
下記にユナイテッド・ネイション、国連の組織図を貼っておきます。見ての通り「正しくて」吐き気がしそうです。それは“見せかけの正しさ”で、そして吐き気がしそうなくらい、やってることは真逆です。
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