時事
これ、「図書館教育ニュース」という子供向け新聞です。昔から司書は、言い方は悪いですが世間から外れた左寄りの方が片手間にやっている方が多いという先入観がありました。実家の近所に図書館があったのですが、蔵書内容も悪く、胡散臭いおじさん(笑)の溜り場でした。それはさておき、この新聞、よくできています。内容もタイムリーでセンスあります。こういう人目につかない新聞にはもったいない内容でしたのでご紹介します。
全体の構成は下記です。
もう、この構成だけで見る気がしませんが、なかなか中身は良いのです。
まずは左上から。これ、タイムリーです。コロナでのトイレットペーパー騒ぎを東大の社会学の教授が調べた結果、全く品不足ではなく、SNSに30件ほど上がった段階でマスコミが飛びつき波状効果で品不足になったと論文がでてました。マスコミの報道は上記の写真にあるように、全体の一部のみを切り取った映像を流していたのです。
次に真ん中の記事。この手法はテレビが良く使う手法で、これに騙される方が多いのです。池上彰の番組など、こればかり!。
グラフを用いるのですが、グラフというのは左辺と底辺の数字が揃ったものを比較するから意味があるのですが、報道側が意図的に視聴者を誘導するために、数字の一部を抜粋して加飾します。もう、ほとんど詐欺の手法です。
次もマスコミが良く使う手です。ネタに困ったときにテレビが乱発する手法で、人里離れた熊の生息地に人が入り込み、そこで熊と遭遇したというだけの話ですが、例えば朝日新聞社の社内用語に「角度をつける」という言葉があります。角度というのは見方を変えるとも取れますが、実際は僻地で熊を見たというだけの話を膨らませ、あたかも熊が人間の生息地に降りてきたかの印象意を付け記事にすることを言うようです。
最後に、「切り取り」によるSNSなどには気を付けようというものと、物事を多角的にとらえようという記事です。
インターネットやSNSは、検索エンジンが学習して興味あるものを配信したり見やすくするように作られていますから、新聞とテレビはバカになるから見ない!という方でも、知らぬ間に自分の興味あるニュースばかりが偏って配信されバカになっていきます。
これを防ぐための記事が最後の多角的に見ようという記事で、実際の方法としては、例えば『トランプ米大統領、盟友ストーン被告の禁錮刑免除 収監直前、異例の介入
7/11(土) 9:53配信』という記事が出ています。これについて「トランプ ストーン」で検索すると山盛りトランプ批判の記事が出てきますので、それを1つか2つ読みます。その中にFBIの司法捜査の記事が出てきますから「トランプ FBI捜査」で検索すると、トランプ批判とオバマゲート、クリントン疑惑などが出てきます。また、2、3抜染して読むという作業をすると、検索エンジンは「反トランプ」と「親トランプ」という双方の主張の記事が届くようになるのです。
そんな時間はない、面倒だというなら、検索エンジンとマスコミに洗脳されて、どんどんバカになるだけのことです。
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